スペイン旅行の寄り道: マドリッド周辺





マドリッド
 スペインの首都。1561年にフェリペ2世が首都に定めたスペインでは比較的新しい都市。大都市ではあるが観光地はセントロと呼ばれる旧市街に限られる。プエルタ・デル・ソルから、観光の2大スポット「王宮」とプラド美術館へ観光するのが定番。


@王宮:1764年に完成、2700を越える部屋がある(現在も王宮として使用)。
Aマヨール広場:4階建ての建物に囲まれた広場で、市民や観光客の憩いの場。
Bプラド美術館:スペイン王家のコレクションを母体とした美術館。絵画だけでも8000点を越え、エル・グレコ、ベラスケス、ゴヤなどゆっくり見れば1日は必要。
Cスペイン広場とグラン・ビア:ドン・キホーテの像のスペイン広場からグラン・ビアの通りはマドリッドを代表する繁華街。
Dセラーノ通り:高級ブティックが並ぶファッショナブルな地区。


トレド
 711年から400年間イスラムの支配下に、その後も1492年までイスラム教徒が居残り、イスラム文化が色濃く残る町。しかし何と言ってもタホ川を隔てて見る遠景は凄い。狭い道・古い建物が並ぶ独特の街並みを散策がお勧め。

@カテドラル:スペインカトリックの総本山。1226年から建築が始められ、1493年に完成。
Aエル・グレコの家:宗教画や傑作「トレドの景観と地図」が展示されている。
Bアルカサル:11世紀に築いた要塞が始まり。現在は軍事博物館。

*マドリッドからバスで約1時間
世界遺産: 歴史地区


アランフェス
 王家の保養地。王宮や庭園を見学してると「アランフェス協奏曲」が聞こえてきそう。

@王宮:16世紀にフェリペ2世が別荘として建設。磁器の間・アラブの間をお見逃し無く。

*マドリッドからバスで約1時間
世界遺産: 文化的景観


チンチョン

 ニンニクとアニス酒が有名な小さな田舎町。マヨール広場を中心に白い家並みが上へと続く小さくて、のんびりとした町をゆっくりと散策し、時間をかけて昼食、といった贅沢な時間を過ごすのがお勧め。また年に何度か広場で闘牛が開催される。

*マドリッドからバスで約1時間


アビラ
 中世の城塞都市がそのまま残っている町。旧市街全体を完全な形の城壁が囲む。


@カテドラル:ロマネスクとゴシックの大聖堂。
Aサンタ・テレサ修道院:修道会の改革を進めた聖女テレサの生地跡に建てられた。

*マドリッドからバスで約1時間半
世界遺産: 旧市街と城壁外の教会郡


セゴビア
 ディズニーの「白雪姫」の城のモデルになった古城のある町。またローマ時代の水道橋が残る町。


@水道橋:紀元1世紀前後の作られた水道橋で全長728m、最も高いところで29m。
Aアルカサル:13世紀に築かれ以後増改築された。1474年にイサベラがカステーリャ女王となることを宣言した城でもある。

*マドリッドからバスで約1時間半
世界遺産: 旧市街と水道橋

エル・エスコリアル
 修道院兼宮殿が売りのマドリッド市民の別荘地。1557年にフランス軍を破った記念に建設されたエル・エスコリアル修道院は、幅161m・奥行き205mと巨大。内部には美術館・宮殿・王家の霊廟・教会堂・修道院・図書館と見所は多い。

*マドリッドからバスで約1時間


クエンカ
 河川で侵食された断崖の上に町はある。中世には強力な防御力を持った要塞の町で、家は崖に乗り出す様に宙吊りに建てられている。


@宙吊りの家:14世紀に建てられ、18世紀末までは市庁舎として使用されていた。現在は抽象芸術美術館。
Aカテドラル:13世紀のゴシック建築。地区の大司教座。


*マドリッドからバスで約2時間半
世界遺産: 旧市街


コンスエグラ
 ラ・マンチャの白い風車が11基と城が並ぶ小さな町。一部の風車は内部が見学できる(勿論?売店もある)。

*マドリッドからバスで約2時間


バリャドリッド
 カスティーリャ王国の首都。カトリック両王の婚儀が行われた。貴族の館や古い家並み、教会が多い。

@国立彫刻美術館:スペイン・レアリズムを代表する傑作が展示されている。

*マドリッドからバスで約2時間半

アルカラ・デ・エナレス
 16世紀に大学都市として建設され、文化が栄えた。また、1547年にセルバンテスが生まれた病院や自宅が残っている。
 町そのものはアラブ時代からあり、アラブ様式の城壁も残されている。

(セルバンテスの生家:マドリッド近郊)
*マドリッドから鉄道でで約30分

TOPページへ