巡礼路を行く人、みんなが何かを抱えて道を歩いています。
その葛藤や悩みは道を歩くこと、人と触れ合う中で昇華され、次のステップに行くためのエネルギーに変わる、ということを体験することができました。
巡礼をしたからといって、劇的に自分が変わるわけではなく、また自分が期待した答えを得ることもないのですが、確実に言えることは人間的に強くなれる、ということです。
「とにかく無事に帰ってきて!」と散々釘を刺されて旅立った自分でしたが、カミーノを踏破したという達成感、サンティアゴ・デ・コンポステラ大聖堂の荘厳にして大きな風景を心奪われるようにずっと眺めていた時の高揚感が、未だに私の心の中を温め続けてくれています。
「カミーノの終わりは新しい人生の始まり」と言われています。
カミーノがくれた思い出の一つ一つ、出会いの一つ一つを大切に心にとめて、自分の道を歩んでいこうと思いました。
帰国後、お土産とともに旅コンシェルを訪ねた際、私の無事を何より喜んで下さり、お土産話にも花が咲きました。
また次回も手配をお願いしたいと思いました。
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