巡礼の道では、ガイドのアントニオが適確にサポートしてくれました。
お薦めの道で、 1キロ歩くごとに車で先回りして待っていてくれたおかげで、好きな距離を身軽に自由に楽しむことができました。
山の稜線も、林の中の道も、車道沿いの道も、日本の皇太子が歩いた道というのもそれぞれに趣があり、また、どこで出会う巡礼者もみな同じ目的を持っているので、静かではあってもたいへんなエネルギーを感じました。
私たちのような、切れ切れに合計12キロしか歩かなかった(若干の後ろめたさがありましたが) 者に対しても、その深い包容力を感じました。行きあう人々との「ブエン・カミーノ」というあいさつの言葉の響きは心地よいものでした。
宿は、アグリツーリズモとのこと、以前南イタリアで、昼の食事が農家でとてもよかったので期待していました。期待にたがわず、おいしい食事とアットホームな雰囲気、かわいらしい部屋のしつらえにホテルやパラドールと違った魅力を感じました。
サンティアゴ・デ・コンポステーラでは、聖堂内で2回も大香炉(ボタフメイロ)の儀式をみることができました。しかも、初回案内してくれた現地ガイドさんのおかげで、2回目も自分たちでよい場所から見ることができました。
最後になりましたが、旅コンシェルに全てをお任せし、ゆっくりと自分たちの興味の赴くままに、好きなことをして、見て、歩いて、食べて、飲んで、聴くことのできる楽しく安全な旅ができました。
本当にありがとうございました。
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