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お客様の声

初めての個人旅行にチャレンジしてみることにしました。
ネットでツアーの提案をお願いしたところ、すぐに返事をいただき、電話で問い合わせてみるととても信頼がおけるお話ぶりでしたので、お願いすることにしました。
個人旅行が初めてだったO様ご家族。
主要な移動だけ決めてお出かけになられました。
日 程
1日目 日本発 機内泊
2日目 →チューリッヒ着
列車でグリンデルワルドへご移動
グリンデルワルド泊
3日目   グリンデルワルド泊
4日目 列車でツェルマットへご移動 ツェルマット泊
5日目   ツェルマット泊
6日目 列車でシャモニーへご移動 シャモニー泊
7日目   シャモニー泊
8日目 ●専用車でジュネーブ空港へ 帰国の途へ 機内泊
9日目 →日本  

■ご利用ホテル

・グリンデルワルド:CENTRAL WOLTER
・ツェルマット:B/W BUTTERFLY
・シャモニー:LE PRIEURE


日本国内を旅行する際にはあまり綿密な旅行計画を立てることがなく、行き当たりばったりで、行った先で情報を得ながら旅をして来ました。 一方、海外旅行は分からないことも多いため、ツアー旅行への参加が主でした。
スイス旅行もツアーで行くつもりだったのですが、キャンセル待ちが取れず、ネットでツアーの提案をお願いしたところ、旅コンシェルさんからすぐに返事をいただきました。電話で問い合わせてみると、とても信頼がおけるお話ぶりでしたので、旅コンシェルさんにお願いして初めての個人旅行にチャレンジしてみることにしました。
とはいえ、何をどうお願いするのが良いのか全くわからず、取り敢えずご提案いただいた内容で進めてみることにしました。
ご提案いただいた内容をベースに具体的なプランを考えなくてはいけないのでしょうが、スイスアルプスを見るという事ぐらいが決まっていて、何が見たい、どうしたいなど具体的なことは全く決めずにいつも通りの行き当たりばったりの旅行が始まりました。



出発日は台風が関東地方に迫っていて、何便かの欠航がある中で出発時間が1時間早まり、家族3人、成田空港を飛び立ちました。 途中、ドバイで乗り継ぎ、チューリッヒ空港に到着しました。
事前にスイス鉄道の時刻予定表はいただいていましたが、予定より1時間早い電車に乗ることができ、電車でグリンデルワルドに移動することにしました。
4日間スイストラベルパスの利用で2等列車に乗り、まず、ベルンを目指しました。
と、書けば簡単ですが、駅に改札はなく(事前に案内はあり、分かってはいましたが)、本当にそのまま乗って良いのか、何番線に来る電車に乗るのか、1等、2等の区別がどうなっているのか、荷物はどうすれば良いのか。実際に経験してみないと、分からないものです。
電車も予定1時間早い電車に乗ったことから、グリンデルワルドまでの乗り換え駅、到着時刻、プラットフォームの番線が変わるのを車掌さんに教えてもらい乗り継ぎで行きました。
乗り継ぎ駅でも、乗り換え時間と番線を把握していないとあたふたしてしまうことになるので、車掌さんから教えて貰ったことが役に立ちました。
教訓1;分からないことは何でも聞く。

ベルンからシュピーツ、インターラーケンオクトで乗り換え、グリンデルワルドに着いたのは17:08 でした。
到着の15分くらい前から雨が降り、駅に着いた時には一段と激しい雨で、雨合羽を着てホテルを探しました。
駅近くのホテルを手配いただいていたので、雨が降っていても直ぐに見つかると思っていましたが、ホテルの入り口がレストラン脇のドアを開けて階段を上った先だったので見落としてしまいました。雨の中をトランクを押しながら50m ほど行き過ぎて、どうも間違っていると思い、モンベルのお店でホテルの場所を教えてもらい、ホテルに到着しました。
教訓2;間違ったと思ったら一旦止まる。

翌日も朝から曇っていて、どうしたものかと思いながら7:50にホテルを出て駅に向かいました。ホテルの隣に日本語案内所があり、そこでユングフラウヨッホ迄の電車のチケットとロープウェイ、ゴンドラの周遊チケットを購入しました。周遊チケットがあることを知ったのが、この旅行を充実したものにしたポイントでした。

グリンデルワルドからクライネシャイデックで乗り替えてユングフラウヨッホに到着しました。
エレベーターでスフィンクスと呼ばれるトップに上がると、目の前に広がる世界は見たことのないもので、写真を撮る間も惜しんで展望台の外に出ました。
しかし、周りの山々は雲に隠れてその姿を見せてはくれませんでした。ツアー旅行だと、「ああ残念。。。」というところでしょうが、そこは個人旅行の強みで、時間を気にすることなく雲が切れるのを待つことができました。暫くすると徐々に雲が切れ始め、直ぐ目の前にメンヒが現れた時にはこれまで味わったことがない感動で涙が出て来ました。その後、1時間ほど粘ってみたものの、残念ながらユングフラウの頂上を見ることは叶いませんでした。
帰りはベンゲンという小さな町まで行きロープウェイに乗り換えるのですが、このベンゲンという町は雰囲気がとてもよく、ゆったりと時間が流れている町でした。パン屋さんでフランスパンのサンドイッチを買って、ベンチでそれを食べてお昼にしました。後で調べたところベンゲンは車で入ることができないリゾート地ということでした。周遊チケットを購入して良かったと思いました。
教訓3;専門家のアドバイスを受ける。




4日目はツエルマットへの移動日でした。そこで、ツエルマットでどのように回ったら良いか、周遊チケットを購入した日本語案内所で尋ねました。
ツエルマットでは3箇所主な展望台があります。その3つを1日で回れるかお聞きしたところ、頑張ればできるということと、スイストラベルパスを使えば50% 割引になること、それに、翌日、翌々日のお天気が良いということでしたので、移動は、旅コンシェルさんから提示いただいた時間より2時間早くして、移動したその日にチケット代の高い2箇所の展望台に行くことにしました。
お天気は快晴。グリンデルワルドからインターラーケンオクト(インターラーケンオクトからの車窓からはユングフラウを見ることができました)、シュピーツを経由し、ヴィスプからツェルマットに移動しました。
ヴィスプからツエルマットの電車はかなり混んでいて、なんとか3人の席を確保し、周りの景色を見ながら列車の旅を楽しみました。列車には、お揃いの衣装を着た方達が何人も乗っていて、何をする人たちなんだろうと思っていると、突然、素敵なコーラスを2曲も披露してくれて列車の乗客から大きな拍手が起きました。男性、女性の声の美しさとハーモニー、窓の外の景色、思わぬところでこれぞ”スイス”を味わうことができました。
ツェルマットのホテルには11:30頃に到着しました。幸い、チェックインができたので部屋に荷物を置き、ホテルのカウンターでマッターホルン・グレッシャー・パラダイス行きのゴンドラ乗り場を教えてもらい、ゴンドラ乗り場に向かいました。
ゴンドラ乗り場でPeak 2 Peak という、2箇所の展望台を回れる割引チケットを、スイストラベル利用の50%割引で購入しました。スイストラベルパスの利用日数が4日なので、移動日数を加味して、どこで割引を使うかはポイントです。移動と同じ日であれば割引が適用されます。
1つ目の展望台のマッターホルン・グレッシャー・パラダイスでは、目の前にマッターホルンを見ながら360°のパノラマを満喫しました。周りに見えている山の名前はわかりませんでしたが、素晴らしい姿の山々の写真を撮りました。
マッターホルン・グレッシャー・パラダイスから、2つ目の展望台のゴルナーグラードに向かいました。途中、いたるところで色とりどりのスイスの伝統衣装を着た方々に出会いました。フォークダンスを披露したり、カウベル鳴らしたり、コーラスを披露したりと、それぞれの地域のもつ伝統を披露していました。ツエルマットでの50回目のイベントに参加している方々でした。
ゴルナーグラードでも、周りの山の美しさ、氷河の大きさ、少し先に見えるマッターホルンを眺めながら、大満足と、感動の時間を過ごしました。
レストランで夕食を取った後、マッターホルンの夕焼けの写真を撮りに行きました。暮れて行く中で、燃え上がるようなマッターホルンの姿は生きているように見えました。

5日目も朝から快晴で、朝焼けのマッターホルンを撮りに出かけました。夕焼けのマッターホルンとは異なり、金色に染まる姿はまるで鋼が熱い炎の中で焼かれたようでした。
朝食を済ませ、ホテルで3つ目の展望台のスネガからのハイキングコースを教えてもらい、ツェルマットからスネガまでは往復、スネガからブラウヘルドまでは片道のチケットを購入(こんな買い方もできました。)し、ブラウヘルドに上がって、そこから徒歩でシュテリ湖に向かいました。道すがらたくさんの高山植物を見ることができました。シュテリ湖では少し風があり湖面が波立ってしまっていましたが、風が穏やかな湖の端の方では、逆さマッターホルンを綺麗に写真に収めることができました。
マッターホルンや他の山々を見ながら、シュテリ湖からスネガまで約2時間ほどのハイキングを楽しみました。登山道は整備され、案内板も出ているので安心して歩けました。
教訓4:地元の方の情報は重要だ。

6日目はシャモニーへの移動です。移動時間が長いこととお天気がよくないこともあり、この日は移動だけにしてシャモニーの街を散策することにしました。
グリンデルワルド、ツエルマットと異なり、シャモニーは大きな街でたくさんの観光客が訪れていました。1時間ほど散策し、途中、エギーユ・デュ・ミディへのロープウェイの麓の駅で、7日目・8日目のパスを購入しました。このパスで、ゴンドラやロープウェイに何度も乗れるのでとても便利でした。
ホテルに戻りチェックインというところでトラブルが発生しました。
まず、どうも予約が上手く入っていなかったようで、受付担当の若い男性が、何度もシステムを確認しホテルのスタッフの方と相談し、部屋をクリーニングしているので15分ほど待って欲しいということでした。ロビーで待っていましたが20分ほどしても何の案内もなく、受付の男性の方は別の男性に代わってしまい、結局、1時間以上もロビーで待つことになりました。代わった受付の男性は、申し訳なさげにコーヒーやビールを出してくれましたが、どんな部屋に通されるのか少し不安でした。
通された部屋は、何と、シャワールームとバスタブがある部屋が別で、トイレも単独、テレビ2台のとても素敵な部屋でした。この部屋の良さがこれだけではないことを、帰国する日の朝に知りました。


7日目は曇り空でした。エギーユ・デュ・ミディは見えず、ブレヴァンも雲に隠れたままでした。天気予報通りの天気でしたので、モンブランを見るのは翌日に掛ける事にし、この日は予行演習にあてる事にしました。
まず、エギーユ・デュ・ミディまで上がって見る事にしました。大きなザックを背負い、腰にはロープやどう使うか分からない山登りの金具を着けた若者達と一緒にロープウェイにのり、30分ほどでエギーユ・デュ・ミディに到着しました。周りはガスっていましたが、しばらく待つと雲の間から、長い時間ではありませんでしたが美しいモンブランがその姿を現してくれました。観光客も少なく、エギーユ・デュ・ミディとモンブランを楽しみ、晴れの日のモンブランは明日見る事にして、エギーユ・デュ・ミディを後にしました。やはり個人旅行は融通が効いていいです。
続いて、ブレヴァンに上がりました。シャモニーの観光案内所からブレヴァンへのゴンドラ乗り場までは住宅街の中の急な登りで、乗り場に着くまで結構疲れました。
ガスっていたとはいえ、雲間から見える山々の姿はとても素敵でした。ブレヴァンから降りて、モンタンベールに向かう登山電車の駅まで歩き、赤い小さな電車に乗り込んで20分ほどでモンタンベールに到着しました。モンタンベールでは、氷河のトンネルの氷の壁の中の何万年もの間閉じ込められている石や、気泡を見て、更にその氷河が地球温暖化によってどんどん後退している姿を目の当たりにし、地球規模での環境の激変に立ちつくしてしまいました。

滞在最終日は驚くほどの快晴でした。今日の17時がホテルを出る時間です。朝6時前にベランダに出ると、目の前にモンブランデュタキュルの山頂に灯とそれに向かって上がって行く小さな灯がみえ、夜が明けてくるにつれてエギーユ・デュ・ミディはもちろん、モンブランもハッキリと見え朝日に染まるモンブランを部屋のベランダから写真に収める事ができました。 ホテルの方からの事前情報で、朝は混み合うので、9時頃に行くと良いと言われていたので、その言葉を信じて9時にエギーユ・デュ・ミディの麓の駅に着くと、とてもたくさんの人が切符を買ったり、ゴンドラを待っていたりしました。
9時に行ったのに11時50分のゴンドラの整理券をもらい、それまでの時間にブレヴァンに登ってみる事にしました。ブレヴァンからのモンブランのその白い頂きは、青い空の中でひと際、輝いて見えました。また、遠くの山々もハッキリと見る事ができました。
エギーユ・デュ・ミディの駅に戻って、予定された時刻より少し遅れて、山頂に向かいました。ゴンドラの終着駅でエレベーターに乗り換えるのですが、ここで30分ほど待ち山頂に到着です。眼下には雪の上を歩く人たちの姿や幾張りものテントがみえ、踏みしめられた雪道を先に辿ると、モンブランを望む事ができます。目をグランドジョラスの方向に移すと、グランドジョラスの後方にほんのチョットマッターホルンの頭が雲間から見えました。
いつまで眺めていたい景色でしたが、シャモニーに戻る時間が迫ってきました。


3名峰が何かすらもよく理解せず行き当たりばったりの旅行でしたが、個人旅行ならではの現地で移動時間をずらしたり、コースを選んだりして、3名峰を本当に満喫する事ができました。大きなトラブルもなく、充実したスイスアルプスの旅でした。 個人旅行にチャレンジしてよかったと思います。


---- 今回ご旅行の参考プランはこちら ----

◆☆絶景を堪能!3大名峰 スイスアルプスのハイライトを列車で巡る☆◆
ユングフラウヨッホ・アイガー&マッターホルン&シャモニー・モンブラン!
グリンデルワルト・ツェルマット・モンブラン 8日間





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